IPOとは
IPOって何?儲かるって聞いたけど。恐らくこの記事を読んでいる方は、IPOという単語をニュースや知り合いとの会話などから耳にして知ったという株の初心者向けの方だと思います。確かにIPOは高確率で儲かる投資法なのですが、基本的な知識をきちんと理解しないといけません。ここでは、株の初心者向けに、そもそもIPOとは何か?について分かりやすくご説明します。
IPOとは ?
IPOとは、今まで株式市場に上場していなかった未上場企業が、新規に上場することを言います。英語で、Initial Public Offeringと言いますので、頭文字をとって日本でもIPOと呼ばれます。読み方は「アイ・ピー・オー」です。ある企業A社が新規に上場することを、「A社がIPOする」といった言い方をします。
企業が上場する(IPOする)メリット
では、企業はなぜ上場するのでしょうか?色々とメリットがあるのですが、大きくは2つの理由があると言われています。
1つ目のメリットは、資金調達できることです。企業は上場するときに、新しく株を発行してそれを投資家に買ってもらい資金を得ることができます。これを使って会社の運転資金に回したり、新しく設備投資をしたりするのです。
もう1つのメリットは、社会的信用が得られることです。特に社員数名で起業したようなスタートアップ企業(ベンチャー企業)は、普通は上場することを目標にします。上場するためには売り上げが伸びていたり利益があることも当然ですが、会社の内部体制なども細かく調べられ、上場するに値するか審査されます。それを晴れてクリアできた企業だけが上場できるのです。管理人の友人は、スタートアップ企業の役員で2015年にIPOしたのですが、友人のFacebookは「上場おめでとう!」といったお祝いの言葉のオンパレードでした。IPOできることは企業にとって非常にめでたいことなのです。
ここでは、「企業にとってIPOできることは非常にめでたいことである」とだけ覚えておけばいいでしょう。
有名なIPOの事例 LINE株式会社
分りやすく具体例で説明します。LINEは、さすがに知っていますよね。LINEのサービスを提供している株式会社LINEは、2016年7月に上場しました。上の写真を見てください。LINEのキャラクターも来て、東証で経営幹部達が大喜びしているのがわかりますよね。企業にとって上場することは目標の1つでもあるのです。
IPO投資って何?儲かるの?
IPO投資ですが、①企業が上場する前の株式を公募価格で入手して、②上場したその日に初値で売ることを言います。
2015年は約100社がIPOしましたが、公募価格より初値が高くついた銘柄はなんと86%でした。
例として2016年の4月から7月に上場した一覧を下に掲載しますが、損した銘柄は2社だけで、残りはIPO株式を入手さえできていたら、かなり儲かったことがわかります。2016年はグローバルウェイの初値上場がすごく、1枚入手できていたら100万円超えの利益となりました。
なお、管理人はこの表の中では、農業総合研究所1枚、コメダホールディングス1枚、LINE2枚を入手しておりまして、コメダは残念ながら公募割れで損しましたが、農業総合研究所で20万円の利益、LINE2枚で34万円の利益、コメダで1万円の損失となり、トータルで非常に儲かりました。(※農業総合研究所は初値で売らず、ある程度上がってから売却しました。ラッキーでした。)
2016年4月~7月のIPO銘柄結果一覧
上場日 | 銘柄名 | 公募 | 初値 | 損益 |
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4月8日 | 丸八ホールディングス | 680 | 757 | ¥7,700 |
4月15日 | エディア | 1,630 | 3,165 | ¥153,500 |
4月19日 | グローバルウェイ | 2,960 | 14,000 | ¥1,104,000 |
4月21日 | ジャパンミート | 1,010 | 1,040 | ¥3,000 |
6月15日 | アトラエ | 5,400 | 12,720 | ¥732,000 |
6月15日 | ホープ | 1,400 | 3,220 | ¥182,000 |
6月16日 | 農業総合研究所 | 1,050 | 1,870 | ¥82,000 |
6月17日 | やまみ | 1,690 | 1,751 | ¥6,100 |
6月21日 | AWSホールディングス | 2,490 | 8,350 | ¥586,000 |
6月21日 | ストライク | 3,440 | 7,770 | ¥433,000 |
6月22日 | ジェイリース | 3,100 | 4,170 | ¥107,000 |
6月23日 | バーチャレクス・コンサルティング | 1,090 | 1,235 | ¥14,500 |
6月27日 | キャリア | 1,950 | 3,870 | ¥192,000 |
6月28日 | ベガコーポレーション | 1,600 | 2,000 | ¥40,000 |
6月29日 | ソラスト | 1,300 | 1,222 | ¥-7,800 |
6月29日 | コメダホールディングス | 1,960 | 1,867 | ¥-9,300 |
7月1日 | セラク | 1,500 | 3,900 | ¥240,000 |
7月15日 | LINE | 3,300 | 4,900 | ¥160,000 |
7月21日 | デュアルタップ | 1,110 | 2,520 | ¥141,000 |
7月21日 | インソース | 520 | 810 | ¥29,000 |
7月28日 | リファインバース | 1,700 | 2,770 | ¥107,000 |
IPO投資の最大の問題点 『当たらない!』
IPO投資は、①企業が上場する前の株式を公募価格で入手して、②上場したその日に初値で売ると、上記でサラっと書きましたが、この①の入手するのが非常に困難です。これは、証券会社のお得意顧客(=大金持ち)を除いて、普通に入手するには抽選に参加して抽選に当たるしかありません。これがまず当たりません。LINEのIPO株も周囲で欲しいと言っている人はたくさんいましたが全く当たっていませんでした。
当てるにはコツがあります。こういった入手困難なIPO株式の入手も、ちゃんとしたやり方でやれば年間数枚はゲットすることができます。やり方は、このサイトで詳しく解説していきますので、是非実践してみてくださいね。
まとめ
企業にとってIPOすることは非常にめでたい事です。そして上場前のIPO株を入手できればほぼ確実に儲かる。しかし入手は非常に困難。普通にやれば宝くじを当てるようなもの。でも、コツがわかればたまには当たるようになる。
ここではこれを覚えて頂ければOKです。